Politics

* 備忘録的なページです

● YouTubeで「安倍」を検索してみたところ ---

○【青山繁晴】河野談話破棄と憲法無効論、ままならぬ安倍政権と国論の現実 [桜H26/4/25]
https://www.youtube.com/watch?v=gea7rNhVB4I

○【青山繁晴】憲法改正と歴史観の刷り込み[桜H26/4/18]
https://www.youtube.com/watch?v=4Ef0PTB2AQg

○ 日本の政治の裏にあるアメリカの意思/岩上安身×植草一秀
https://www.youtube.com/watch?v=JIV1pypW2vU

○【青山繁晴】沖縄とアイデンティティと歴史教育 [桜H26/1/31]
https://www.youtube.com/watch?v=tJldcl93zIo

○【青山繁晴】韓国人に「竹島=日本領」の根拠を答える [桜H26/3/21]
https://www.youtube.com/watch?v=kiW578bo5Uw

○ 青山繁晴が暴露する十年以上闇に隠れていた売国奴!日本人を冒涜し続けた元総理大臣とは!
https://www.youtube.com/watch?v=JDbWbO09UEs

○ 日本はすごい国!【必見】青山繁晴が暴露する「中韓が崩壊に怯える程強い国日本」
https://www.youtube.com/watch?v=yeKMLfSH0L4


● 政府の赤字の話01 日本政府の債務超過と「踏み倒し」の構図 (2014-02-14)

中部大学・武田邦彦教授のブログより転載
情報元: http://takedanet.com/2014/02/post_ef21.html

難しい言葉が出てくると思うが、できるだけわかりやすく書いて、さらに音声で丁寧に説明したいと思う。ご商売をされている人は大丈夫だが。

2012年の暮れに財務省が発表した「国の財務書類」では、日本政府の財務は、負債が資産を上回る「債務超過」で、2011年度からさらに17.7兆円増えて477兆円となったとされている。この金額は2012年度の名目国内総生産(GDP)の473兆円さえも上回っている。

債務超過の理由は、日本政府の資産が640兆円なのに対して、負債が1,120兆円もあるからだ。理由は、基礎年金とかつなぎ国債などいろいろあって、話を聞けば聞くほど、誤魔化される。

少し脱線するが、「教育で成績が良い」とか「頭の良い人」という人の最大の欠点は「知識があって、説得がうまく、それを自分に有利なように使う」ということだ。このことをもって「欠点」と言ってよいかどうかは不明だ。

筋肉の強い人が筋肉を使ってレスリングに勝ち、足の速い人がオリンピックで金メダルをとってもそれは「良いこと」だ。だから「自分の力を有効に使う」というのは間違っていないが、「頭」の場合は「人をだます」というのがあり、これにルールを当てはめるのが難しい(ルールは頭で作るから)という問題がある。

それはともかくとして、簡単に言えば、日本政府(国ではない)は国民からほぼ1,000兆円、その他の人から100兆円ぐらいを借りている。普通の会社なら債務超過になると、その会社にお金を貸した人がいざというときに貸したお金を回収できない(それだけの資産がない)ので、貸さない。そこで倒産する。

会社でも、一時、債務超過に陥っても、売り上げや収益がどんどん伸びていれば、銀行などの貸し手も「大丈夫だろうな。資産は足りないけれど」とお金を貸してくれる。今の国の状態はそれと同じだ。

銀行はGDPを超えるような債務超過を起こしている日本政府に貸し続けている。財務省も債務超過なのにさらに赤字を重ねて安倍さんが外国に行けばお金を配り、財界の人が来れば補助金を配っている。なぜ、これほどの債務超過なのに銀行がお金を貸し、財務省の役人が赤字を出しているのだろうか?


その理由が恐ろしい。

1) 赤字になったのは収入に見合う財政をせずに、むやみに使ったから、
2) 赤字になっても使った金額は1,000兆円だが、その10%の100兆円を中間搾取で役人や政治家がポケットに入れた(これがうまみになる。個別にだれてとったかは不明。全体の収支がそうなっている。あとは検察の役割。)
3) 景気が大幅に回復すれば租税などが増えるから理論上は返せる(実際は返せないと多くの人が思っている)
4) 債務超過がある程度になれば、まずは日銀がお札をどんどん刷る
5) 円を刷っても、ドルも刷っているし、ユーロも刷っているので、国際的にはそれほど破壊的にはならない
6) 租税などが増えずに政府の借金が返せなければ、消費税を上げる
7) まず2014年に8%、それから10%、さらに20%まで税を上げれば、債務超過は消える
8) もともと国民から借りたお金で債務超過になったが、その債務を返すために増税しても、「子孫のため」と言えば、国民は理解できないので賛成する
9) あとはNHKを抱き込めば、NHKが「政府の借金」を「国民の借金」と言ってくれるから国民は騙せる
10) 経済の専門家は研究費などを渡しているから大丈夫だ

と、まあ、こういう考えなのである。かなり複雑なので、第二回、第三回ぐらいの整理をすると全体像が見えてくると思う。

問題は政府に債務ができたということではない。債務は時々、できるし、それを返す当てがあればよい。でも「アウトロー」の方法で返そうというのはダメだ。会社の社長が債務をどうして返済するか聞かれて「泥棒します」という答えはダメということだ。

今、日本政府は「債務をどうして返すのか?」と聞かれたら「踏み倒します」と答える(国民から借りたお金を、税として国民から取り立てて返す=踏み倒し)から、アウトローなのだ。これは日本文化を破壊する。

(平成26年2月4日)
武田邦彦


● 年金の完全理解と大改革 (2) 厚生省が使い込むのは当然?! (2014-02-10)

中部大学・武田邦彦教授のブログより転載
引用元: http://takedanet.com/2014/02/post_17ac.html

年金課長が「年金をしまっておいても意味がないから、使ってしまえ」と言っている理由は、なんだろうか?

1) お金を取っておく金庫がない、
2) お金の総額があまりに大きく銀行というわけにもいかない、

まずは現実的に集めたお金をしまっておく金庫がない。近い将来は150兆円にもなる厚生年金だから、日銀より大きく、市中の銀行に預けても、銀行をその現金をどうすることもできず、貸し出して焦げ付けば、銀行そのものがつぶれてしまう。

とりあえず現金を金庫にしまっておいたら、政治家が来て「俺によこせ。うまく運用する」と言うだろう。40年もの長きにわたり、とっておくことができないお金なのだ。


第二の理由が「インフレ」である。

3) もし1億円の年金が集まると、それを今年使えば1億円の価値がある、
4) もしそのお金を40年間、持っておくとたとえば10分の1になり1,000万円の価値しかなくなる、
5) だから、年金課長が言うように「早く使ってしまったほうが得をする」ということになる。

この発言は、良く言えば「国民も自分も同じ家族だから、40年後に1,000万円の価値のものを国民に渡すぐらいなら、家族である自分が今、1億円を使ったほうが得だ」ということになり、悪く言えば「国民から集めたお金を自分のお金と思っている」ということになる。

いずれにしても、年金課長の言っていることは「腹立たしいが正しい」。だから最初から「積み立て型年金」に反対しなければならなかった。だれが「揺りかごから墓場まで」などと言ったのか?!

「国民一人一人が年金を収めると、40年後にそれが返ってくる」というのは現実的にはあり得ず、「国民一人一人が年金を収めると、その10分の1ぐらいは返すことができるかも知れない」ということだ。

でも、そう言ったら、国民は年金制度に反対するだろう。そうなるといつまでも日本には年金制度はできない。だからここは国民をだまそうと言うことになった。その時に、年金を解説した東大教授や専門家はもちろんこの仕組みを知っていたが、「国民はだますしかない」と思い、わかりにくい年金の仕組みなどを説明してお茶を濁した。

「集めたお金はどこの金庫にしまっておくの?」
「お金はしまっておいたら価値が下がるんじゃないの?」
ぐらいの質問はすべきだったのだ。

(平成26年2月12日)
武田邦彦