2013-12-30

石川酒造散歩


   夕刻の到着。 すでに暗くなりはじめていたので、写真もそれなりに。
   細い路地を入った古そうな町のなかに、立派な酒造元が目に入る。 敷地には、酒蔵、ビール醸造所、レストラン、売店、住居といった建物がある。



   ご神木? といった構えのけやきの木。 根元ちかくには大黒様と弁才天様が祀られていた。 そのまた近くには「仕込水」と書かれた水がちょろちょろと流れていた。 この酒蔵の日本酒はなかなか芳醇で、たぶんこの水は、やや甘みのあるまろやかな味が想像される。


   なんだかゆーるりと暮れてゆく。


   Subaru 360のおなか? 鼻?
   Subaruと言えば、この2013年12月に、長く旗艦モデルだった「レガシー」が製造を終え、代わって「レボーグ」という車種が発売された。 その昔、Subaru 360はリバイバルの話もあった。 今で言うミニやフィアット500が、新たなデザインを得て世に出ているような事だったのだろうか。
   たぶんスバルの事だから、旧いまんまの復刻を考えていたろうことは想像に難くなく、1990年頃の市場も新しいデザインは求めなかったかもしれない。 ただ、復刻していたら面白かったろうなと、今でも時折考える。


   これは何用だろう? ビール蔵の壁面に積まれていた。 暖炉用なら「年」を表示する必要もなさそうなもので、薫製用とも思いがたい種類の木と見える。 この蔵のビールの醸造に用いると考えるのが自然だろうか。 でも、ビール醸造の行程を知らないので、やっぱり疑問のまんま。 今度機会があったら訊いてみよう。

2013-12-16

有楽町散歩



   Summicronの「F2.0」という明るさに任せてシャッターを切ってゆく。 昼間はシャッターの降りたお店の前で、やや寂しそうな表情の船長さんだったが、夜になるとお店には暖かい色のランプと客の賑わいを見守るようにキリっとした表情に。


   「ミルクワンタン」 - また不思議なお店。 たぶん「とろけるようなワンタン」なんだろうなぁと想像しながらカメラを向ける。 中から店主らしき男性がこちらを見ていた。 軽く会釈してまた歩を進める。


   ラーメン? 昼間よりも板の隙間が開いたような。 でもお店は開く気配がない。 こうした屋台が新幹線や東海道線、山手線などのガード下あたりに点在している。 あきらかに人の手が掛かっている気配があるのだが、一体何時になったら営業状態になるのだろう。 で、それってどんな風景なのか...。


   こちらはBiogon 2.8/28mm。 氷屋さんなのだが、どういった需要なのだろう。 一般的な料理屋は近所に点在しているが、魚屋という感じでもなく、さて氷の使い道とは? 不思議なガード下。


   ちょっと移動して、この先はもう八重洲口が近い。 高速道路のガード下のレストランが、鉄道下とはまた違った、ややどっしり構える雰囲気。 夕刻の洞窟といった店構えには興味を引かれる。

2013-09-10

どれがホントだろう?


   以前にも引用した事があるが、世間で一般論としてよく言われている諸説の真反対とも言える見解を多く発表している、中部大学の武田邦彦教授のブログに載せられていたものである。
   すこーし、感情的に書かれているようにも映ってしまう節もあるように思うが、論説自体はまぁ冷静に見える。
   引用したグラフの出処を明記してほしかったが、「地球温暖化はしていない」というのは、氏が平素から説いている事のようなので、いずれ引用先などの情報も目にする事があるだろうと、そこは楽観視しつつ掲載。

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   NHKや朝日新聞を見ていると、地球の気温は上がっているようにおもう。NHKと朝日新聞だけを見ている人に「気温は上がっていないよ」(事実)というと、イライラして怒る。

   なんで、そんなことで怒るのかというと、彼らも心の中では間違った情報(自分にとっては心地よい)を受け取っていることをうすうす感じているに相違ない。


   これは「地表の平均気温」だ。理由はさまざまだが、「この16年間、気温が上がっていない」のは確かだ。目盛りは14℃を基準にして描いてあり、ここで私が特に強調したいのが、「このグラフは専門家なら誰でも知っており、NHKや朝日新聞の担当記者も充分に知っている」ということだ。

   それでも「最近の異常気象は地球温暖化のため」と放送する。「世界的な気温は10年ある状態が続けば、その影響はでる」とされていて、すでに16年だから、「最近、気温が上がっている(ウソ)だから、異常気象が起こる(ウソ)」というのはNHKと朝日新聞のウソなのだ。

   科学は事実を無視して思想を選考させることに厳しくならなければいけない。そうしないと科学自体が崩壊する。「そんなにNHKを非難しなくても良いじゃない」というのは、科学ではなければ良い。

平成25年9月10日  武田邦彦

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2013-08-09

立秋を過ぎた夏の寸景


   立秋すぎとはいってもまだまだ夏。 日中は38℃を記録する地域もあり、夜は午前3時で30℃という熱帯夜に眠りを妨げられたのはつい昨日。 夕方の日差しは、音で言うと半音下がったような遠い記憶を呼び出すように響く赤色まじり。


   ユリ科の花というところか、ヒガンバナを思わせる花つきだ。 9月も半ばを過ぎると彼岸花が花芽を出す。 これと同じく茎がすーっと伸びて花を咲かせ、しばらくすると葉が地表に顔を出す。 「立秋」と聞いてからは、すっかり意識の中に「秋」があるのだが、まだ彼岸まではひと月以上もある。


   生ぬるい熱気と湿気のなか歩を進めて、ふと空に目をやると、1本の飛行機雲が地平線近くまで伸びていた。 遠い空へ、陽が沈み行く方向目指して飛んでゆく飛行機。 太陽を追いかけて、ずっと夕焼けの中なんだろうか。

2013-07-15

橋の上にて


   昨日はすごーくガスったグレーの空だった。 今日も昨日同様に夕立に見舞われそうな一瞬があったが、青空を保った。 その抜けはなんとも透明。

2013-07-03

Elliott Erwitt


   銀座ライカで行われているエリオット・アーウィット展。
   カメラのメンテナンスに出かけたのだが、サービス受付窓口を奥に控えたちょっとした空間がギャラリーになっていて、ついでとでも言うように有名どころの写真を眺めることができる。 変に構えずに写真と向き合えるという事で言えば、ある意味お互いに素で接することの出来る贅沢な空間でもある。
   もう6年ほどまえだろうか、同じ写真(サイズ違い)を、同じく銀座に位置するシャネルのネクサス・ホールで目にする機会があった。 不思議なとこに、どこか高級感の漂う空間で見るElliottの写真には、すごーく"いたずらっ子"な目線を感じた。 見る空間によっても印象は大きく違う。

2013-07-01

射し込む陽の光


   この地下道、途中に丁字に交わる通路がある。 ちょうど西に向いたその先からは、どの季節でも夕陽が射し込む。
   射す陽は、見た目にはさして差がないようにも見えるのだが、これに浮き上がる車止めや、通行の人々の動きにはハッキリとその硬さの違いが見てとれる。
   面白い風景なのだが、やや暗い地下道での事でじっと見ているわけにもゆかず、こちらも通行人としてごく短い間だけ楽しめる季節感である。

2013-05-10

神田〜 散歩


   ずっと続くレンガの高架。 そういえば2年くらい前に、耐震性の問題とかでこの高架を一新するという話があったと思う。「アメ横」が全て新ピカになってしまうのが問題になって、店主達は「とんでもない」と猛反対。 あの雰囲気が無くなってしまっては確かに寂しい限りではあるけれど...。



   ガード沿いに有楽町の方へ進む。


   ビールとソーセージ。 なかなか店構えが美味しそうな顔をしている。 白いソーセージを食べてみたいのだけど、あるかな。

2013-04-29

御茶ノ水〜 散歩


   飯田橋のながーい通路も面白いが、よく見るとここも不思議な造り。 これまで気にして見たことはなかったけど、味のある風景がここにも。



   神田川の風景。 川底をさらう船だろうか。


   御茶ノ水の駅は、ちょっとした谷の底の方にあるんだなぁと思う風景だった。 ここから北へ軽く丘になり、また秋葉原に向かって下ってゆく。 その途中にあるのが神田明神。 秋葉原へはよく足を運び、神田明神の名も何度となく耳にしてきたが、この日、初めて神田明神にお参りしたのだった。


   どこかの社員寮だったと思ったが。 窓にはきれいに揃ってレースのカーテンが引かれている。 10年くらい前にもこの建物を撮った覚えがある。


   秋葉原の手前で路地に咲いていた花。 これ、両国でもよく見たなぁ。

2013-04-25

両国寸景


   運河がたくさん。 まさに縦に横にと水路が巡らされている。
   旧い地図では東西が縦に描かれ、写真の運河の1本南を東西に流れる、今の地図ではヨコ方向に見えるその運河には、「タテカワ」の名が書き込まれているという。


   紐で繋がれ、逃げるでもなく、懐くでもなさそうな、微妙な距離感を醸すネコ。


   この日は平日の日中で、小さな子供の姿はなかったが、時間によっては路地で遊ぶ子供の姿があるのだろう。 時々、道路にハクボクでの落書きがあったりする。


   かつての天水桶? だろうか。 その昔、と言っても1995年頃には、時折これに水道水がちょろちょろ注いでいるのを街の隅っこに見る事もあった。 そもそもこれ自体もコンクリート製であり、戦後しばらくして作られた、わりと近年のものなのかも。

2013-04-02

両国散歩








これ何だろう? おまわりさんがこの白い蓋を開けて、中の何かを確認していた。 よっぽど開けてみようかと思ったのだけど...。



2013-04-01

寒空散歩






   カメラ持って外に出る日、最近なぜか雨降りの日が多いなぁ。

2013-02-27

運河沿いの散歩


   JR田町駅と、ゆりかもめ 芝浦ふ頭駅の間っこあたり。 ちょっと海に向かって歩くとモノレール「ゆりかもめ」がレインボーブリッジへ向かうループが見える。 雨はあがり、気温もややあがり、ここからは奥に東京モノレールが見え、ちょっとした旅情とともにどことなく春を思わせる空気の匂いだった。

2013-02-17

ほっとする味


   都立大学駅から徒歩3分ほど、そもそも都立大学にそうそう行かないので駅から近くても遠い印象があるが、イザ行ってみるとこの近さは至極ありがたい。
   馬油? 黒いとんこつラーメンを特色とするラーメン屋さん「八の坊」だ。 特に歩き疲れたときなどは、体に染み込むように風味を楽しめる。 前回は細麺、今回は中太麺、かためが好み。 どちらもスープの馴染みよく、箸で持ち上げられると、黒いスープをまといながらツヤツヤと湯気をたてる。
   ようやく半年振りに足を運べたが、今度はいつ行けるかなぁ。